そもそも富士山って?
日本一高い山、富士山は標高3,776mの円錐火山(コニーデ式)の独立峰で、山頂火口でも外周は3kmもあります。
所在地
静岡県と山梨県にまたがっています。ところで、山頂はどちらにあるの?いう素朴な疑問が湧き出しますが、実は地図を見ると山頂では県境が引かれていなので地図上では静岡県と山梨県は不明確なのです。ちなみに、富士山八合目以上は富士山本宮浅間大社奥宮境内地(約120万坪)となっています。県民の気持ちもありますし、ここははっきり線引きをしない決定が正しいのかもしれません。日本の富士山ですから。
気候など
年間平均温度 : 約マイナス6℃
過去最低気温 : マイナス38℃
ご来光:7月は4時半頃・8月は5時前頃
自然環境
富士山は比較的新しい火山であり豊かな土壌が少ない、また独立峰であるため風も強くとっても悪条件なので高山植物や動物も意外少ない。
【高山植物】
富士山には一般的な高山植物はほとんど見られません。富士山では独自の高山植物が見られるため「フジザクラ」や「フジマツ」など名前に「フジ」がついているものが多いです。
【動 物】
ノウサギや、リス、タヌキ、キツネ、イノシシ、カモシカなど標高によって生息している動物が異なりますが、警戒心が強いためなかなか見つけることができません。
富士山の歴史
もともと海底火山でそれが隆起し富士山の土台が作られ、70万年以上前の旧石器時代以前に箱根火山や愛鷹火山・小御岳火山の活動が始まり小御岳(2,400m)が形成されて以来噴火を繰り返し、古富士山(約2,700m)が形成されました。その後小御岳、古富士山の両火山を溶岩が覆い、3,776mの高さに成長した新富士山が形成されました。
今の姿の富士山になるまで約10万年もの間100回以上の噴火を繰り返しました。富士山噴火の歴史の中で最後の大噴火は、宝永四年(1,707年)のことです。