富士山○合目、その基準とは
富士登山は一般的には、5合目までバスで行ってそこから頂上まで登る…というのは、富士山へ登る際に最初に知ることだと思います。では、5合目というのはどのようにして決められたのでしょうか。
ある説では、地上から山頂を10等分したもので決めると言われていたり、道標に米を一粒ずつ落としながら登り、お米が1合無くなったところで「1合目」とすると言われています。またある説では夜道の提灯に使う油が1合無くなったところで「1合目」とした、など諸説がたくさんあり、はっきりと決まっているわけではないようです。
また、ルートによって標高も変わります。富士登山道で最も登山者の多い「吉田ルート」で言うと、スタート地点の5合目が標高約2305mとなっています。5合目が一番低いルートは「御殿場ルート」で1440m。一番高いルートは「富士宮ルート」で2380m。もう一つのルートは「須走ルート」で1970mとなっていました。そして、富士山頂の剣ヶ峰は3775.6mとなっています。富士山の頂上が3775.6m!といっても、あまりピンとこない高さかもしれませんが、日本一高い電波塔のスカイツリーが634mなので、頂上でスカイツリー約6個分の高さとなります。反り返って見上げても頂上が見えなさそうなくらい高いですね。
身の回りのもので高さを大体把握しておくと、登った時の気持ちもより一層高まりそうです。ちなみに富士山頂へのルートを詳しく解説しているページもありますので、
ルートを選ぶ際のご参考にしてみてくださいね。