一富士、二鷹、三茄子 初夢の真相
2015/02/25
初夢にみると縁起が良いものとして、「一富士二鷹三茄子」と言います。
この三つ…あまり関連がないように思いますが、どうして縁起が良いのでしょうか。
ことわざの由来はいろいろあるようですが、駿河の国(静岡県)の名物を高い順に並べた説が有力のようです。まず日本最高峰の富士山、富士に棲む強くて賢い鷹、初茄子がほかの地域よりも早く産出し、価格が高いことから茄子が挙げられたようです。また、富士に「不死」、鷹に「高い、貴い」、茄子は成し遂げるの「成す」、また実がたくさん実ることから子孫繁栄を意味しているという説もあるようです。
ところで、このことわざに続きがあるのはご存知でしょうか。
あまり知られていませんが、「四扇五煙草六座頭(しおうぎごたばころくざとう)」と続きます。扇は末広がりを意味していること、五煙草は煙が上がることから縁起が良いとされていること、座頭は毛が無いことから「怪我ない」で縁起が良いとされています。
また、初夢は12月31日から新年の1月1日にみるものだと思われている方が多いのですが、現代では一般的に1月2日から1月3日にみる夢とされているようです。
しかし1月1日から1月2日に見るものともされており…はっきりとは決まっていないようですね。夢はすぐに忘れてしまうので、覚えている夢で一番いい夢を初夢にしておきましょう。