富士登山にふさわしい持ち物と服装
富士登山にふさわしい持ち物と服装について
世界文化遺産登録後は、自由な服装でこられる方が加速しています。富士登山にこられる方の多くが、登山自体の初心者である場合が多く、そもそもの持ち物がわからないという質問を投げかけられます。あくまでもハイキングではなく登山。富士山は非常に整備が整っている山ですが、日本一の標高を誇る富士山なので、それ相応の準備が必要です。
一般的には登山を開始するのは五合目から。五合目の標高は、登山ルートにもよりますが、一番多くの方が上る山梨側の吉田ルートの五合目で標高2305m位です。ということは地上(海抜0m)の場所から2300mも高いので、必然的に気温が低くなります。ややこしい計算は抜きにして、だいたい100mで0.65度低くなるといわれていますので地上よりも15度程気温が低くなります。真夏で35度を超える日でも五合目だと20度位ということになります。
ずばり避暑地です。
ただ、山頂付近まで行くと避暑地どころの騒ぎではなく、寒冷地となります。五合目から1500m程も登ることになりますので、そこからさらに約10度下がって、気温は10度前後でしょうか。さらに御来光を見に行くとなると、早朝なのでさらに冷えて5度も下回る場合が多いです。
さらにさらに、風が吹くと体感温度が下がりますが、富士山は見た目どおり吹きっさらしです。雨も多いです。冬に、雨がふって風が吹くと非常に寒いです。
富士登山は真夏に、真冬のそんな寒い場所に行くことなのです。想像できたでしょうか。フリースや雨具は必須なのです。あなたの体のために。
持ち物リストを作ってみましたのでよければどうぞ。