富士登山中に雨が降る…日頃の行いが悪いから？
2014/03/12
富士登山中の雨はつらいです。寒い中での雨なので本当にこたえます。ただ、富士登山では必ずと言っていいほど雨に当たります。雲の中を歩いたりしますし、富士山は独立峰なので雲ができやすいのです。ふもとは快晴でも途中から雨に当るとか、ふもとは雨でも途中から雨が上がって眼下に雲海が大きく広がって、まるで雲の上を歩くような感覚で登山できるときもあります。そして、空の彼方に大きな虹を見ることもあります。富士山には雨は雨なりの楽しみがあります。自然は偉大です。日頃の行いは関係ないのです。雨でも晴れでもせっかくですから富士登山をぜひ楽しみましょう！
雨はさることながら、本当に怖いのは雷です。富士山で雷の危険があるとわかると、速やかに最寄の山小屋に非難します。富士山では最寄りの山小屋しか非難する所がありません。登山ガイド同行での登山ではガイドの判断で避難しますが、個人客の場合も、ヤバイ！と感じたら最寄りの山小屋に避難しましょう。登山は登頂よりも安全確保が第一です。ふらふら雷が鳴ると、付近の通信状態も不安定になります山小屋への電話も通じにくくなります。雷雷の中の登山は人間って自然の中ではやっぱり無力だなと感じます。雷も自然の一部です。自然を全身で感じに富士山へ行きましょう。
続いての恐怖は風です。夏の登山でさわやかに吹いている分には問題ないのですが、富士山は回りに山がない独立峰なので風に吹き曝しなのです。ひとたび強風が吹けば避難となるのです。
ツアーなどでの参加の場合、雨ではツアーキャンセルとはなりませんが、強風ではツアーキャンセルとなることがあります。台風などはなおさらです。雷は一時的な回避ですみますが、台風や強風の日は、登山すらできずに下山ということもしばしばあるのです。