新しい祝日「山の日」
2015/08/02
1月1日、2月11日、4月29日…これらの日付を聞いて何か思い当たるものがあるでしょうか。実は、これらの日付は国民の祝日の一部です。では、8月11日はどうでしょう。
8月11日も、国民の祝日に定められました。その名も「山の日」です。
海の日が祝日になってから約20年ぶりの祝日法案だそうで、実際の施行は2016年からですが、国民の祝日となることが決まっています。意義としては、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」事となっています。
しかし、祝日と正式に決定されるまでには4年の歳月を要しました。始まりは、2010年。「日本山岳会」をはじめとした全国「山の日」協議会加盟諸団体、地方団体、山岳関係者や自然保護団体等からの意見を受け、2014年、ようやく制定されるようになりました。またその背景にあった、かねてからの登山ブームや、2013年富士山が世界遺産登録されたことも後押ししているのかもしれません。お盆休みに比較的近い日に制定されているので、この機会に登山を楽しんで、山の恩恵に触れてみるのもよいのではないでしょうか。
また、8月11日は山の日ですが、地方自治体が制定する山の日はたくさんあります。例えば2月23日は富士山の日。8月8日は漢字の「八」が山に見えることから「やまなし山の日」等が制定されています。形はどうであれ、自然や山を大切にする気持ちは忘れずにいたいものですね。